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台風19号に係る対応について

2019年10月19日

先日の台風での本庄市内の家屋被害は床上浸水1軒、床下浸水20軒の他、倒木による農機具置き場等の破損の被害がありました。

道路の被害では、県道秩父児玉線本泉小付近、県道長瀞児玉線で土砂流出により通行止め。その他にも、土砂崩れや冠水、倒木、陥没等も多くありました。

また、10箇所の避難所に、1500人の方々が避難されましたが、翌日13日9時の時点ではほぼ全員が帰宅しました。

本庄市では大きな被害が無かったとは言え、埼玉県南や藤岡市、富岡市の被害をみると決して油断してはいけない状況です。

多くの方々が亡くなられ、家屋を失った方も多いと思います。心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

以下、先日の全員協議会で伺った本庄市の対応を記載しておきます。

10月9日(水) 17時40分 初期活動本部会議 (2号体制)

(内容)台風19号の規模から避難準備・高齢者等避難開始の発令を決定。発令のタイミングは後日判断。

11日(金)

8時00分 初期活動本部会議 (2号体制)

(内容)12日朝から暴風雨予報で非難に支障が見込まれるため、市民の安全のため13;00に避難準備・高齢者等避難開始を発令し、15;00に指定避難所4か所(シルクドーム・東中体育館・西小体育館・セルディ(及びエコーピア))を開設する。合わせて、部局ごとの役割を確認。

9時00分 部局長会議 

(内容)初期活動本部の決定事項を連絡。

※避難情報の発令を全自治会長、民生委員、市議会議員に事前連絡

13時00分 

避難準備・高齢者等避難開始の発令

※防災行政無線、エリアメール、Lアラート、ホームページにて周知

15時00分

指定避難所開設 ・シルクドーム、東中体育館、西小体育館、セルディ(及びエコーピア)

21時19分

大雨・雷・強風・洪水注意報発表

12日(土)7時00分 避難者数確認 合計40人

シルクドーム12人、東中10人、西小7人、セルディ11人

7時24分 大雨(土砂災害、浸水害)・洪水警報発表

7時30分 初期活動本部会(2号体制)

(内容)台風の進路、今後の予想雨量の情報共有。避難者の状況報告と部局ごとの対応の報告。

9時00分 コールセンター開設

10時15分 土砂災害警戒情報発表

11時30分頃 避難指示(緊急)発令の基準到達

※土砂災害警戒基準が「既に超過」となる。

12時00分 災害対策本部会議 (非常体制1号配備へ移行)

(内容)避難指示(緊急)の発令(土砂災害警戒区域)を決定。

配備基準職員の招集を決定。

※避難情報の発令を全自治会長、民生委員、市議会議員に事前連絡。

12時23分 防災行政無線放送

※市民から河川の増水の通報があったため市内河川が増水していることを周知。

13時20分 避難指示(緊急)発令

※発令区域(本泉、秋平、金屋・児玉の一部)

※防災行政無線、Lアラート、ホームページにて周知。

15時30分 大雨特別警報発表

※Jアラートによる周知

15時30分 災害対策本部会議(非常体制1号)

(内容)避難指示(緊急)の発令(本庄市全域)を決定。

17時に指定避難所5か所(西中、東小、中央小、児玉中、金屋小)の増設を決定。

合わせて、部局ごとの役割を確認。

17時00分 指定避難所増設(西中、東小、中央小、児玉中、金屋小)

17時05分 避難指示(緊急)発令

※発令区域(市内全域)

※豊歳行政無線、Lアラート、ホームページにて周知

※市民から停電発生の通報を受け東電に確認(19;00頃より)

児玉宮内約10件、寿、西五十子、東五十子1100件、児玉町元田、河内約100件他

(東電から13日AM3;00に全て復旧したとの連絡あり)

20時22分 防災行政無線放送

※自宅2階など安全な場所への避難を周知

21時00分 避難者数確認 合計1508人

シルクドーム200人超、東中288人、西小204人、セルディ241人、エコーピア250人、西中104人、東小、17人、中央小19人、児玉中57人、金屋小128人

※現地対策本部からこだま地域での自主避難所開設報告

児玉総合支所7人、下町自治会館5人、東小平農村センター60人、宮内北公会堂7人、遊楽荘20人など

13日(日) 

0時40分 大雨特別警報解除

※洪水・大雨(土砂災害)警報は継続

6時00分 被災状況の把握・市内パトロールの実施

※総務部、都市整備部、経済環境部、上下水道部にて実施。

8時30分 避難者数確認 0人

全ての指定避難所において避難者が全員帰宅。

9時00分 災害対策本部会議(非常体制1号)

(内容)各部よりパトロールによる被災状況の報告。

・人的被害なし(消防本部から)

・家屋床上床下浸水約20軒(蛭川、金屋、堀田他)

・通行止5か所(本泉;剣道秩父児玉線、小平;県道長瀞児玉線、堀田、秋山;児玉カントリーゴルフ場外周辺道路、間瀬湖県道対岸)、土砂崩れ(小規模)

・畑への浸水、稲の倒伏被害

・上下水道被害なし その他

指定避難所の閉鎖(セルディを除き正午12;00)を決定

12時00分 指定避難所の閉鎖(セルディを除く)

13時00分 災害対策本部会議(非常体制1号)

(内容)被災状況の報告。

避難者いない事を確認し、全指定避難所の閉鎖を決定。

電話問合せ減少によりコールセンター閉鎖を決定。

初期活動本部(2号配備)に移行。

引き続き警戒態勢を敷く。

17時00分 指定避難所の閉鎖(セルディ)

コールセンターの閉鎖

14日(月)2時40分 土砂災害警戒情報解除

8時30分 被災状況の把握・市内パトロールの実施

被災者からの電話対応実施(本庁・支所)

※なお、埼玉県から情報連絡員1名、陸上自衛隊第32普通科連隊第5中隊から2名、利根川上流河川事務所からリエゾンとして副所長の派遣を受け、災害対応にあたっていただきました。

9日の早い段階で、初期活動本部会議を開き、台風被害対策を行ったおかげもあり、迅速に対応できたと思います。しかし、この1週間で色んな方からのお話を伺いましたが、避難指示(緊急)を知らなかった方もいました。現段階では、行政が出来ることは全て行っていたのではないかと思っていますが、情報共有には今後も課題が残ると感じました。

台風や災害の時は、市役所の電話対応も非常に混み合います。私も近所の高齢者宅へ伺い、避難所を教える等をしましたが、やはり限界があります。この様な時だからではなく日常の中で、自助共助を考えていかなければならないと改めて感じました。そしてその中で一番身近な共助とは自治会になると思います。

現代では希薄化されているご近所付き合いはやはり、大切だし、今後も続けて行きたいと思います。

夕方の元小山川。

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