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豚コレラの防疫措置の状況

2019年10月18日

10月11日、本庄市内の養豚場において豚コレラの感染が確認されました。  

    

豚コレラとは

・豚コレラウイルスにより起こる、豚、いのししの熱性伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴です。

・感染豚は唾液、涙、糞尿中にウイルスを排泄し、感染豚や汚染物品等との接触等により感染が拡大します。
・治療法は無く、発生した場合の家畜業界への影響が甚大であることから、家畜伝染病予防法の中で家畜伝染病に指定されています。
・世界各国に分布されているが、北米、オーストラリア、スウェーデン等では清浄化を達成しています。
・なお、アフリカ豚コレラとは、全く別の病気です。

※農林水産省より引用

ついて、埼玉県による防疫措置の進捗状況は以下のとおりです。

1・殺処分

・発生農場 児玉町高柳 224頭(14日11時開始ー同日17時30分完了)

・関連農場 神川町 2019頭(14日13時20分開始ー17日12時30分完了)

計2,243頭

※全飼養頭数は当初2084頭でしたが、その後出産等があり2243頭となりました。

※台風19号により神川農場での作業者の足場が悪く殺処分が遅れました。

2・埋却、清掃及び消毒(10月17日 16時00分現在)

・埋却(神川町内)実施中 フレコンバック442袋(本庄市及び神川町)

・畜舎の清掃及び消毒

高柳農場;17日17時で完了

神川農場;清掃実施中

◎19日(土)21時までに神川農場の防疫措置完了予定で作業をすすめている。

※高柳農場は、17日20時30分 埼玉県と国に協議により防疫措置完了となりました。

【今後の対応】

(1)消毒ポイント

現在設置されている3か所の通常消毒ポイントについては、防疫措置完了後、4週間程度全て継続します(畜産関係車両(飼料運搬車両、家畜運搬車両等)の移動による豚コレラウイルスの拡散防止)。※解除日は最終的に埼玉県と国との協議により決定します。

〈通常消毒ポイント3か所〉 ①セルディ駐車場

                 ②若泉運動公園駐車場

                 ③寄居林業事務所

(2)移動制限区域

・発生農場を中心とした半径3キロメートル以内の区域について、家畜等の移動を禁止する区域として設定(防疫措置完了後28日間)

(3)搬出制限区域

・発生農場を中心とした半径10キロメートル以内の移動制限区域に外接する区域について、家畜等の当該区域からの搬出を禁止する区域を設定(防疫措置完了後17日間)

※(1)豚肉を食べることにより、豚コレラウイルスが人に感染することはありません。また、感染豚の肉が市場には出回りません。

※(2)豚コレラは、現場で取材される際などに靴底や車両などからウイルスが拡散するおそれがあります。このため、農場はもとより、周辺農場への取材については、厳に慎んでいただくよう御協力をお願いします。

<その他>
住民説明会の実施(高柳自治会館)10月13日午後6時から 高柳公会堂

本庄市では上記のような対応を行いましたが、これまで一生懸命に飼育して頂いた、養豚場の方は非常に辛い結果だと思い、残念でなりません。

強い伝染力を持つ豚コレラ。地方自治では出来る事が限られます。これ以上は国の対応に委ねるしかないのが残念です。

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