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はじめての一般質問

2018年4月1日

3月定例会、一般質問が3月19日20日の二日間で行われました。

議員になって初めての一般質問。

より良い本庄市を創るために

市議会議員にとって一般質問は大きな仕事のひとつです。

本庄市議会では会派代表質問は1時間。

他に希望質問として、各議員には40分の質問時間があります。

(市町村により質問時間は違いがあります)

今回2つの質問をさせていただきました。

一般質問大項目

「未就学児の教育環境」について。

子供の可能性は無限大であり、地域の宝です。近年、発達障害の子供が増えてきている中、小学校では特別学級を設置し、その子供達に合った教育がなされています。これは、子供達にとっても未来へと繋がる確かな教育環境であり、大変すばらしい事だと思います。

しかしながら、未就学児については、その環境が整備されていない現状があるのではないかと思います。例えば、保育所の年長、年中クラスでは保育士一人につき最大30名の子供の保育を行っています。その中で、発達障害児やそれに近い「気になる子」が居た場合、子供に対して、適正な保育が出来なくなり、子供たちの可能性を摘んでしまう可能性があります。

また、本市には発達教育支援センター「すきっぷ」があります。発達障害の気づきは早い方が良いとは思いますが、保護者は気づきにくいのが現状であり、気になって相談するのも子供が年中、年長位になってからでは、少し遅いように思います。決して発達障害児が悪いと言っているのではなく、彼らは成長の進み方が少し違うだけなので、素晴らしい可能性をもっています。だからこそ本庄市として、彼らの未来をもっと早い段階で支えていくためにも、保育所の充実した環境作りが必要であると考えます。

そこでお伺います。

本市には療育支援加算、「特別児童扶養手当」、また、県の補助金として「安心・元気!保育サービス支援事業」があり、確かに保育所の支援も行っております。しかしその支援の対象になるためのハードルが高いと感じます。よって、保育所もなかなか人員を増やせない状況にあります。

冒頭にも申し上げた通り、子供達の可能性は無限大です。そして地域の宝です。だからこそ、その大きな可能性を広げるためにも、保育士の人員を増やしやすい環境をつくり、未就学児の教育環境も整えていく必要があると思いますがいかがでしょうか。

という内容です。

わたしが調べた現状では、保育園は小中学校にある「なかよし教室」のようなクラスがありません。

理由としては、協調性を育む事も考えており、それは一つの教育の考えとして間違ってはいないと思います。

また、保護者の立場から考えると、質問にも記載されていますが、未就学児の段階で発達障害は気づきにくい現状もあり、本市にある施設「すきっぷ」に相談するのも子供が年中、年長くらいになってからが多いです。そして本市には平成29年時で158人の発達障児や気になる子がいます。平均して保育園一施設に7~8人前後の発達障害児、気になる子がいる計算になります。最大30人の子供を一人の保育士で保育をするなか、例えば多動症(注意欠如多動性障害ADHD)の子供が居たときなど、とても一人の保育士では難しいのが現状です。この現状は、発達障害を持つ子供達の可能性や他の子供達の可能性を広げるためにも、早い段階で改善しなければならないと思っています。

そして、保育所が県や市の補助金も受けるにあたり、一部では子供の障害手帳の提示が必要になります。まだ小さい子供に対して障害手帳を取得するのには親としてハードルも高く、非常に時間を要します。

まず市役所と発達支援センターすきっぷに行って説明を聞き、熊谷市の児童相談所に2回くらい子供を連れて行きます。そこから約2か月程で発行されます。そこから保育園が市役所に申請を出して審査があり、、、長いですよね( `ー´)ノ

であるならば、保育所1園に対して7~8人前後の発達障害児や気になる子がいる現状なので、保育士の増員を行いより協調性を育みやすい環境を作ることが必要だと考えています。子供を産み育てやすいまち。教育のまちを目指すのであれば、就学前の環境を整えることは必要なことであり、未来へ繋がる重要な事だと考えております。

 

大項目二つ目

「小学校の通学路」についてお伺いました。

本市では学校、家庭そして地域が連携し、足並みを揃えて子供を見守るすばらしい環境があります。子供の登下校時に、地域の方々が通学路の危険箇所を見守ってくれている他、「子供110番の家」を快く引き受けてくださる方も多く、子供を持つ私としても本当にありがたいことであります。また、PTA活動の中でも、保護者からアンケートを実施し、通学路の危険箇所を把握してハザードマップを作り、各家庭に周知している学校もあります。

しかし、危険箇所を周知しても、それを知るのは児童や保護者であり、車を運転する方には危険箇所がわからない、または気づかないこともあるのが現状であり、いつ事故が起きてもおかしくはない箇所もあります。このような現状の中、児童をより安全に登下校できる環境が必要だと思います。

そこでお伺います。

教育委員会から各小学校に通学路合同安全点検の実施と危険個所の報告を依頼していると思いますが、各学校からの回答により行った改善実績の現状はいかがでしょうか。また、改善できていない箇所があれば今後の対応についてお聞かせください。

という内容です。

教育委員会から各小学校に通学路合同安全点検実施と危険個所の報告の学校からの回答により改善実績は平成28年度で60%だそうです。そしてその中には、本庄市が管理する市道だけでなく、県道などもあり時間を要するとのこと。

道路は大きく分けても、国道、県道、市道とあり、本庄市が直接手掛ける事が出来るのは市道です。その市道ですら、例えばU字溝に蓋をするのでさえ、結構な段階を踏まないと出来ない場所もありますし、時には用地買収を行わなければ改善出来なば場所もあり、非常に複雑です。だからと言って危険な箇所を通学路として子供達を通学させて良いのか?と言ったら違いますよね。

また、この課題はただ道路を整備すれば良いだけではなく、学校、家庭、地域の連携も必要になってきます。そのことをふまえて今後も改善に取り組んでいきたいと思います。

 

初めての一般質問はとても緊張してしまい、すこし戸惑ってしまいましたが、まずは一歩を踏み出すことが出来ました。今後も市民の声を力に変え、本庄市の未来を創っていきます!

以上、長々と書いてしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)

まちの事でお困りのことがありましたら、お気軽にメールをください。

 

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